第5章 赤葦彼女
木兎「すがくんっ!」
菅原「ん?あ、新卒の!ちゃんか!」
『!は、ひっ、!』
菅原「ふふっ、(笑)そんな緊張しなくても大丈夫だべ?(笑)えーっと、あと、赤葦京治くん!だろっ!」
赤葦「よろしくお願いします。」
木兎「あ、ちょーどよかった!すがくんー。持ってる?セーキューショ!!」
菅原「あぁ、はいっ。あ。ちゃん。木兎くん、これの事請求書って言ってるけど本当は違うからね?(笑)」
菅原さんが私の前でヒラヒラと一枚の紙を揺らす。
よく見ると…
『仮払い稟議書?』
菅原「そうそう!仕事中に有料駐車場に止めたら、その分は会社の費用になるからね。こーやって、精算してもらうわけ。」
菅原さんがひとつひとつ丁寧に教えてくれる。
木兎「そーそー!それを、やって欲しいの!!とりあえず!こんだけ溜まってる…」
そう言って苦笑いしながら横を見ると…
箱いっぱいの…
菅原「まぁ、木兎くんはしかたないべ(笑)」
『??』
菅原「今俺らがやってない仕事全部、木兎くんがやってるからね!」
『へぇ…。』