第1章 二口彼女
胸キュンセリフのつもりだったんだけど?
『ん〜っ、ふぁあ、っ、』
先生「〜。寝るならもっとバレないように寝てくれ...先生傷つく...。」
『ん?』
どうやら彼女は寝起きで頭がパッとしていないらしい。
マジでバカ。
最後の授業も終わり、終礼が始まる。
二口「〜。」
『はーい?』
二口「今日部活。」
『うん?知ってる、?』
二口「あっそう、」
『うん?』
待っとけよ。ばか
『じゃ、!』
二口「おー。」
俺って顔立ちもいい方だと思ってたんだけど。
効果なしですか?
効果ないのって、すっげぇクール系美人とか限定じゃないわけ?
それとも、好きなヤツには効かねぇの?
え?ちょ、まって、俺、アイツ好きなの?(笑)
まぁ、
そんな感じで?
ずーーっと、の事考えながら部活してた。
んで、まぁ、
茂庭さんに2回注意された。
ボーっとしてた。
鎌先さんは相変わらずうるさい。
青根...。
少し助けを求めようとしたけど。
うん、やめよう。
部活が終わってもすっきりしなくて。
いや、普通、男が部活あるっつったら、
頑張って!
とか、
待っててくれて、そんで、お疲れ様!
とか、
色々あるじゃん?!
ないんかいっ!!!
笹谷「二口〜。なんか、今日難しい顔してんなぁ?(笑)」
鎌先「どーせ女にふられたんだろ!」
二口「いや、鎌先さんみたいに女の子には困ってないんで。」
そうそう。
困ってるわけじゃないんだよ。
そんな話をしながら着替えて荷物をまとめる俺達。
鎌先「ぬぁにぃ!!!てめっ、二口!!」
鎌先さんって、なんで、そでまくってんだろ。
つか、うるさい...