第3章 影山彼女
昨日と同じ時間…
電車…。
よし。
片付けをして
部室をあとにする。
走って駅へ向かう。
!!!
菅原「返事。聞きに来た。」
菅原さん?
『ごめん…!やっぱり…。飛雄くんがいい。』
…??
何の話だ?
菅原「もうすぐ…卒業して会えなくなるのにか?俺は…俺は!!」
『スガくん。ごめんね。スガくんが好きだって言ってくれたのは嬉しかった…。でも…。』
やっぱり、菅原さん…
さんのこと好きだったんだ…。
菅原「でもなんだよ…。俺は…が居てさえくれればそれでいいんだよ…。たのむ…」
『スガくん…。ごめんね。』
菅原「…。そっか。ははっ、影山にバレーも負けて…。余裕な振りしてにまで振られて…。クソかっこ悪い…。」
『スガくん。こっちむいて?』
菅原「むり。…」
『いいから、こっち向いてよ。』
菅原「いやだ。俺、ガチヘコミ中だから。」
『…むっ、』えいっ!!!
菅原「?!、い、痛いんだけどっ…」
ほっぺたを抑えて無理矢理こっちに向ける。
『スガくんは最高の友達だから。いつまでも最高でいてくれなきゃこまる。』
菅原「…。」
『スガくんの悪いとこも含めて全部、最高だと思ってる。』
菅原「それでも俺は影山より劣ってるんだろ…」
『うーん。そうだね!』
菅原「…。」ポカーン
『え?』
菅原「っだぁぁっ!!」
『うわっ、?!』
菅原「もぉ!ばか!?って、やっぱりばか!!!あきれるわぁ〜。ったく。(笑)」
『うるさいなぁ。勉強教えてあげませんよ〜。』