第2章 黒尾彼女
『ねぇ、研磨。黒尾さん、なんであんなに無愛想なの?』コソコソッ
研磨「...。さぁ?」
知ってる。
クロはが好き。
入学してすぐ仲良くなったをクロに会わせた時から。
クロってわかりやすい。
『さぁって、なにさー。』むぅ
研磨「クロってのこと好きだから。」
あ。ゲームしてたら口がすべった。
『黒尾さんが?じゃあ、好きですーっていったらOKしてくれるかな?』
研磨「はクロのこと好きなの。?」
『うん!だいすきだよ?』
なんか、突然カミングアウトされた。
研磨「そっか、ならよかった。クロに大切にしてもらいな。」
『なんて言おうかなぁ。』
研磨「普通でいいんじゃない。」
女「じゃっ、また試合応援しにいきますねっ!」
黒尾「おー!」
去っていく女たち。
興味の欠片もないし
が近くにいるなら尚更。
さぁて、
ちょいっとかっこいいとこ見せて
惚れさせてやろうと思ったけど
どうやら通じないようで。
惨敗中。