第11章 噂の木兎光太郎
彼女は確かに可愛い。
身長高くて
すらっとした。
髪の毛はショート。
より小顔がめだつ。
けど、なぜ彼女なのか…
まさか、今更一目惚れでもあるまいし。
木兎「わぁ、やっぱ、可愛いなアイツ。」
赤葦「木兎さん。」
木兎「ん?」
赤葦「どこが好きなんですか?」
木兎「教えない!ひみつ!!」ニィッ
ニッと、イタズラな笑顔で笑って
全力でスパイクを打つ木兎さん。
こんなにかっこいいのに
もったいない。
バカ…じゃなくて、幼稚さは隠せないものなのか…。
木兎「まぁ、赤葦になら、教えてあげてもいいよ〜。」
赤葦「気になります。」
木兎「じゃあ、部活終わってからなっ!」
そういって部活モードに入る木兎さん。
やっぱり、この人ほどかっこいい人はいないと思う。