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国見英の好きな人

第1章 俺と彼女




休み時間にはスケッチブックと鉛筆を手に教室を飛び出していく、そのことについて直接訪ねてみた

澪はまたメモ帳にこう綴った

《絵を描いてるの》

でも、そんなところも可愛らしい

彼女はいつでも筆談や携帯端末に文字を打って見せる

なぜなら、彼女は


話すことができないから

そう、声が出ない

ここではまだ多くは語れない

だって、俺も知らないから



その後も気付かれないように彼女を時々見ていた



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