第1章 俺と彼女
「本当に島崎澪って名前だったの?」
金田一に聞いた
金田一は「間違い無いと思うんだけどなぁ」と言った
そんな話をしているともう金田一と別れるところまで来ていた
金田一
「じゃあな。」
金田一はスタスタと歩いて行った
……澪が北一にいた?
俺は家に帰って真っ先に中学の卒業アルバムを開いた
島崎澪……
やっぱりどこにもない
なんだ、金田一の気のせいじゃないか
俺は卒業アルバムをベッドに置いた
でも、卒業までに転校していたとしたら……
卒業アルバムには載っていなくて当たり前
俺は中学と時のクラス写真を眺めた
うわ…全然名前わかんない……
女子はおろか、男子も数人わからない
もっと、関心持っておけばよかったか……?