第1章 俺と彼女
自主練も終わって、俺は着替えてから金田一と一緒に帰ってる
金田一
「で、昨日言ってたお前の好きな子って、誰なんだ?」
昨日、金田一には打ち明けた
好きな子がいるってことは
「うん。同じクラスの子。名前は島崎澪。」
金田一
「あの変人が好きなのか?」
「変人?」
金田一
「休み時間、急に教室から飛び出してどこかに行く子だろ?」
へぇ、そんな噂があるんだ
金田一
「それに結構美人なんじゃないかって話もあったな。」
「よく知ってるね。何で?」
金田一
「……中学の時に聞いたことある気がするんだ…。島崎澪って名前。」
北一の時に?
でも、確か中学は東京の方だって…