第2章 音符
私は男勝りな性格のせいなのかお陰なのか男友達が多かった。
朝会うと仲良い男子におはよって挨拶して、お昼は男子と爆笑トーク、帰りは家が近いっていう理由で大体叶多と一緒だった。
今日はたまたま叶多の部活が長引いて違う奴と帰ってた。
「竹ちゃんってさ、実際まっちゃんのこと好きでしょ?」
いきなり何を言い出すの、と吹き出しそうになった
「んな訳ないない!!だってあいつチビだし部活しか考えてないサッカーバカだよ??あり得ないって!!」
「そんなけなすかよ笑」
「あったり前」
叶多に恋愛感情抱く訳がない。
いつのまにか私と叶多の間には“男女の親友”という関係が出来上がってた。
そんな中2の夏は例年に比べ暑すぎる季節だった。