• テキストサイズ

流星チョコレート

第9章 流星




(ベンチコート…?)



私は急いでベンチコートから顔を出す。




















「これ、羽織っときな。」







3年前と同じ……



















「叶多!?」




嘘でしょ…!?






「ここに来れば、舞に会えると思った…。」





「私も、ここにいれば、叶多が来てくれるんじゃないかって思ってた。」
















信じられない。














「ごめんね、待たせて。」




私は黙って首を振った。




















そしてしばらくの沈黙のあと、叶多が口を開いた。















「俺ね、いくら諦めようと頑張っても無理だった。」














「やっぱり一緒に星見るのは舞じゃないといやだ。」










「え…」














「もう一回言わせてくれ。」






















「舞が好きだ。」
/ 55ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp