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流星チョコレート
第3章 ふたご座
家に帰ると早速LINEを起動させる。
『親に怒られなかった?』
ちょっとでもいい。
舞に俺を男だと思ってほしかった。
『どうして?怒られなかったよ!』
『いや、夜遅かったし、女の子だから心配した』
『そっか、ありがとう!!』
『じゃあ、おやすみ』
『おやすみ』
受験合格よりも欲しいものが目の前にあった。
でもそれを胸に秘めたせいか、体が重かった。
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