第10章 波の国〜修行〜
その後も修行を続けた四人の様子はというと。
サクラはすでにスタミナ切れでバテていて、サスケとナルトはなかなか上手くいかなくて木を睨みつけるばかり。
サスケは少しずつではあるが上に進めているようだが、如何せんリエやサクラのようにはいかず、
ナルトの身体は何度も転落している為、傷だらけだ。
ナルトがサクラにコツを聞いているのを見て、サスケも恥を忍んでリエに聞いてみようかと振り返ったが、彼女はカカシと話していて顔すら見えなかった。
ただリエが自分でない男と話しているだけだというのに、なんだか無償に腹が立つ。
それが嫉妬だと自分でわかって、サスケはため息をついた。