第5章 第七班
ヒナタは同じ班になった犬塚キバと油女シノに誘われ、一緒に昼ご飯を食べに行った。
ヒナタは内向的な性格なのでリエは少し心配していたが、
積極的で行動力のあるキバや、
何かあった時には頼りになる冷静沈着なシノが同じ班で安心した。
彼らとなら、ヒナタもきっと上手くやれるだろう。
リエも一緒に食べないかと誘われたが、やんわりと断った。
ヒナタが彼らとの関係を深める第一歩を邪魔したくなかったし、何よりサスケにお弁当を渡さなければならないからだ。
「サスケ…どこ行っちゃったんだろ」
女子勢からの”一緒にお昼を食べよう攻撃”を受け、サスケはさっさと教室を出て行ってしまったのだ。
お弁当はリエが持っているのだから、このまま会えないとサスケは昼食抜きになってしまう。
それはいけないと、リエは二人分のお弁当を持ってサスケを探しに出た。