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青い果実【NARUTO】

第1章 はじまり



「リエ、探したぞ」

その声に、リエと呼ばれた少女はゆっくりと背後に目を向けた。


声の主は、上忍師であったリエの父テルヤの教え子であり部下でもある、うちはイタチ。

イタチはリエの目線にあわせるように膝を折ると、赤くなった少女の手をとる。

とても幼い女の子とは思えないほど、見るからに痛々しく傷ついた小さな手を見て、イタチは僅かに眉を顰めた。


「リエ……」


しかし今の彼女の境遇を考えると、イタチには彼女の行いを咎めることも

何故と問うことすら、出来なかった。

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