第7章 幼馴染からの脱出 7
ジャズサークル新歓当日
美稀「どれくらい新入生参加するかなぁ。様子見って人も多そうだしね。」
れな「そーだね。私は先輩たちと上手く話せるかの方が不安だよ(笑)」
美稀「大丈夫だよ!新歓は先輩がリードしてくれるって!集合場所ってあそこじゃない?!人集まってる。」
ジャズサークルの新歓は野外のお花見という事で、大学近くの花見の名所でやるらしい。
大学まで徒歩圏内のれなは、毎年来ている場所だった。
れな「涼介もいるね。何か女子率高いけど、ジャズって人気あるのかな。。。」
美稀「いやぁ〜、涼介さん目当てじゃない?!」
有岡「二人とも遅い!他はもう先に行ってて、これ最終グループだよ?!」
れな「有岡君待っててくれたの?!ごめんね。」
有岡「別に、他に知り合いいなくてとかそんなんじゃないからな。」
美稀「て事は、そーなんでしょ(笑)」
れな「有岡君らしい(笑)」
有岡「おっ、もう移動するらしいよ。行こう!」
涼介の他数名の先輩たちに先導されて、場所取りしているところまでついていく。
れな「有岡君ってジャズサー入るの?」
有岡「んーまだ悩み中(笑)久枝は?」
美稀「私も。新歓行って雰囲気見ようかなって感じ。」
れな「そっか。」
れなが相槌を打ったところで、目的の場所へと到着したようだった。
涼介「それじゃ、新入生はこちらとあちらにバラけて座って下さい。」
新入生「はーい!」
美稀「あそこ空いてるから座ろ!」
有岡「あ、鈴木さん。」
鈴木「有岡君だったよね。参加してくれてありがとう。二人も友達?」
有岡「はい。同じ高校だったんです。」
鈴木「鈴木です。よろしくね。」
美稀「久枝美稀です、よろしくお願いします!」
れな「黒澤れなです。よろしくお願いします。」
近場での自己紹介が終わったところで、ようやく乾杯が始まった。