第6章 幼馴染からの脱出 6
れなの自宅
れなが一人で夕食を食べていると、涼介が帰ってきた。
涼介「ただいまー!れな、話途中になっちゃってごめんね。食べながら聞くよ。」
れな「おかえり。用意するから、手洗ってきて!」
涼介「あれ?おばあちゃんは?!」
れな「もう部屋で休んでるよ!」
涼介「そっか。いただきまーす。それで何について聞きたかったの?」
れな「コナンサークルとテニプリサークルがあるんだけど、どんなとこか知ってたら教えてほしいなって思っただけ。」
涼介「それオタサークルじゃん!オタ男の餌食になるからやめとけって!テニプリは今は女子しかいないらしいけど、二次元彼氏公認とかビラに書いてる子たちの集まりだよ?!就活のためになるサークル選んだ方がいいって!」
れな「ひどーい、そんなに否定しなくてもいいじゃ〜ん!」
涼介「そうだ!ヴィブラフォンていう打楽器やってみない?!少し前の先輩でやってた人がいたんだけど、なぜか今は誰もやってないんだよね。しかも、ヴィブラフォンって、れなに似合ってるかも!」
れな「鉄琴のようなもの?!」
涼介「そう!俺好きなんだよね〜ヴァイブの音。有岡君が何やるかわからないけど、一緒に組んでみたら?」
れな「んーそこまで言われると、いいかもって思っちゃうね(笑)」
涼介「毎月何かしらのフェスに参加しているし、夏合宿は仲良いロックサークルといつも合同合宿してんの。」
れな「侑李君たちと一緒なんだ!楽しそうだね!」
涼介「まーそういう見方も出来るけどさ、俺とれなって学校被ったことないから一緒にっての初めてじゃん?!折角同じ大学だし、同じサークルやりたいって思ってるんだけど、ダメ?」
れな「涼介必死!何かかわいい(笑)」
涼介「茶化すなよ///」
れな「わかりました!ジャズサークル入ります!よろしくね、先輩っ(笑)」
涼介「やった!」