第6章 幼馴染からの脱出 6
知念は歩きながら、説明を始めた。
知念「僕はロック専門のサークルなんだけどね。バンドって言っても学内に色々な種類のサークルがあってジャズやオーケストラとかもあるよ!」
れな「バンドサークルだけでも沢山種類があるんですね!私たち沢山ビラもらったので、どこに入ったらいいか迷ってます(笑)」
知念「れなちゃん、敬語はなしって約束でしょ!あとやっぱり、『さん』じゃなくて『くん』の方がいいな!」
横を歩いていたれなに知念が耳打ちした。
れな「えっと。。。侑李くん。。。」
後ろの二人に聞こえるのが恥ずかしくて、下を向きながら小声でつぶやくれな。
知念「よく出来ました!」
そう言うと、可愛い満面の笑顔を見せた。
美稀「有岡君、あの二人何かいい感じじゃない?!前に、本屋とコンビニで二度も偶然会ったんだって。それに同じ大学だったし、れなの運命の人かもよ(笑)」
有岡「そんなの、ただの偶然だろ〜。」
美稀「も〜焼いちゃって(笑)」
有岡「なっ!そんなんじゃねーし!」
後ろでそんなやり取りがあったとはつゆも知らないれなと知念は、サークル部屋へ到着し、先に中に入って行った。