第5章 幼馴染からの脱出 5
翌朝
プルルルルル。。。。。。プルルルルル。。。。。
れな「ん〜〜??」
れな「電話??」
やっと、意識が起き始めたれなは、起き上がって机にある受話器をとると自動メッセージのモーニングコールだった。
れな「涼介が設定してくれてたのかな?!」
そんな事を思いながら、ふと目の前の鏡に目をやると。。。全裸の自分が写っていた。
れな「えっ!!何でハダカなの?!」
頬に両手を当てながら、必死に昨夜の事を思い出そうとするれなだったが、酔っていたせいか何か気持ち良かったって事しか思い出せなかった。。。
気になりながらもシャワーを浴び始め、着替えをして荷物をまとめたところで再度電話がなった。
涼介「れな起きてた?もう空港行きの送迎バスの時間だよ。」
れな「うん。モーニングコール設定してくれててありがとう。今出るよ!じゃ、ロビーで!!」
ロビーで落ち合った二人は、すでに待機していた送迎バスに乗り込んだ。
れな「ねぇ、涼介。昨日私変だった?!」
涼介「何で?」
れな「朝起きたらなぜか服着てなくて。。。何かやらかしたのかなって思って(笑)」
涼介「れな、何も覚えてないの?!」
れな「あっ、やっぱり何かやらかした?!」
涼介「いや別に何も。。。」
れな「ホントにホント?!なら良かった。」
「昨日の事覚えてないって。。。れなとの関係も何か進展するかと思ってたのに。。。」内心かなりショックを受けていた涼介。。。
涼介が落ち込んでいる間にバスは空港へと到着し、無事ドバイ発の飛行機にも乗り込み、日本へと帰国したれなと涼介だった。