第4章 幼馴染からの脱出 4
翌日
日が高くなり部屋が明るくなってくる頃、やっと目が覚めたれな。
ん〜〜〜!と、ベッドの中で背伸びをしながら、
れな「昨日どうやって帰ってきたんだっけ?!全然覚えてないや。。。しかも服着たままだし」
ベッドから出て、シャワーでも浴びようとお風呂場へと向かう。
れな「そういえば、メイクも落とさなきゃいけないけど、私クレンジング持ってなかった。。。おばあちゃんの借りちゃお。」
祖母は90歳になった今でも、外出する時は必ず化粧をするので、近所でも結構おしゃれなおばあちゃんで通っている。
シャワーを浴び、体を拭き終わったところで、着替えを忘れた事に気がついたれなは、バスタオルを体に巻いて自分の部屋へと向かった。
そして、客間の前を通り過ぎた時、ガラッと引き戸が開き、涼介が出てきた!!
涼介「はよっ。」
れな「涼介?!何でいるの??」
涼介「昨日送ってから帰るの面倒だったから泊まった。。。って、何でそんな格好で歩いてんの?」
れな「えっ??」
家に自分一人だと思っていたれなは、バスタオル一枚だったのを思い出すと、急に恥ずかしくなる。
その間に涼介が近づいてきて、壁ドンされるかたちとなった。
れな「涼介、近いよ。。。」
涼介「こっからの眺めいいね。れな、この前の続きしよっか!」
れな「あっ、涼介どこ見てんのよ!えっち!!するわけないでしょ〜、もう〜離れてよ!」
ニヤニヤ顔で更に近づいてくる涼介に、れなが無駄な抵抗をしていると。。。
?「れなちゃん、いる〜〜???」
突然、玄関のドアが開いて、元気な声が家中に響いた!