第1章 序章「異世界の海から」
「そんな単純な話でもないでしょうに…」
「まー、いいじゃねぇか!で、お前、名前はなんて言うんだ?」
「です」
「、ここから元の世界に戻る方法はわかるのか?」
「ごめんなさい。私にはどうしてあなた方がここに来たのかも知らなくて」
「声がしたのよ。少女を救え、っていう声が」
ロビンがそう言う。
「それで、ルフィが声のする方に言ってみようぜって言い出して、向かったらここに着いたんだ」
「そんな事が…でも少女って一体…」
そのの言葉に、全員がを見た。
の全員は、同じ事を考えているらしい。
「お前だ」「あなたよ」「君だ」
九人が声を揃えた。その全員の視線の先にいるは、きょとんとしたまま固まった。
「わ、私…?」
序章 完