第18章 xxx ending √3:TETSURO
彼によって寛げられた下着から、こぼれる二つの淫らな柔肌。色付いた中心はぷくりと硬い。
黒尾はそこへの愛撫を避けるようにして、艶やかな舌を這わせていく。
鎖骨を伝って脇のしたへ。
肋骨のあたりを通りすぎて、今度は鳩尾へと走るねろりとした舌先。彼の描く円形は徐々に小さくなっているものの、頂にできた膨らみにはほど遠い。
本当に、イジワル。
「ん、……っんん」
あまりのもどかしさに身を捩った。
したり顔で黒尾が微笑む。
焦らして、焦らして、とことんまで。彼はこの状況を心底楽しんでいるらしい。
「どした、カオリ、腰動いてるぞ」
分かってるくせに。
ふう、と乳首に息を吹きかけられて、涙が滲む。唇をきつく結んで声を我慢する。だって、なんか、こんなの悔しい。
私だって彼をきもちよくしてあげたい。その余裕綽々な表情が恍惚に、恥辱に、快感に歪むまで。
彼の全身リップを堪能する傍ら。
私は、なるべく気取られないように、黒尾の下肢へと手のひらを滑らせた。
「……っ、ぁ……!」
なんとも可愛らしい喜悦の声。
すでに張り裂けんばかりの肉塊をきゅ、と握れば、彼は切なげに喘いで瞳を閉じる。