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(R18) Moulin Rouge (HQ)

第16章 xxx ending √1:TORU



 その疼きの根源に指を這わせる。

 ぬちゅ、と絡みつく感覚。
 さっきよりも粘度が増したみたいだ。入口付近でクルクルと中指を動かして、彼女を解していく。

 頃合いかな。

 カオリが充分に濡れたのを確認して、人差し指を増やした。二本の指を開いたり、閉じたりして、膣内を寛げる。

「ん、んっ……ぅぅ」

「? どしたの、カオリ」

「……っ焦らさないで」

 それは要するに早くちょうだいってことか。そうなのか。どれだけ俺を煽るんだこの子は。

 でも、そういうことなら。

「わかった、じゃあ、準備するね」

 俺は軽くカオリにキスをして、一旦ベッドから降りた。
 彼女が整頓しといてくれた私物。その中から、メタルカバーのシガレットケースを拾いあげる。

 煙草は吸わない。
 好きじゃないし。

 でも、ホストの【嗜み】を入れておくには、これが一番丁度よかったんだよね。ありていに言えばコンドーム容器にしてた、っていうお話。

「……さすがホスト」

「用意周到、でしょ?」

「ふふ、……そだね」

 0.02ミリのうすい膜。
 なんとも卑猥な色をした避妊具を装着して、改めて、カオリを抱き締めた。

 陰茎の先を彼女に当てがう。

 腰をちょっとずつ押しだして、膣を開いていく。じわり。じわり。まとわりつく襞。四方からの圧迫感に、腰がジン、と甘ったるい熱をもった。

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