第2章 B型ってヤツは・・・ー大蛇丸、カブトー
「・・・・・・」
「カブトも不思議でしょ?そうよねえ・・・」
「・・・・・・」
「いいのよ、そんな真剣に考え込まなくても。何となく思っただけなんだから。・・・ふう・・・」
アンニュイに溜め息を吐いて大蛇丸は立ち上がった。
「・・・で、何の話だったかしら?」
「・・・もういいんじゃないですか?そのままフランス人の事を考えていらしたらどうでしょう。カタツムリの事でもいいですよ?」
「あら、いいのよ、それはもう解決したから」
「(解決したんだ・・・?)そうですか」
「・・・トイレにセボンて、フランス製?」
「(マズいな。いよいよ付き合いきれないぞ)・・・大蛇丸様?」
「何なのかしらね、トイレに"これは良い"って・・・・わからないわぁ、フランス・・・」
「大蛇丸様・・・それはフランスではなく日本のアース製薬製だと思われ・・・」
「そう言えばカブト、アナタさっきから割烹着なんか着て何してるの?」
「・・・大蛇丸様が貧血気味だとおっしゃったからマグロをさばいているんじゃないですか。赤身が貧血に効く・・・」
「あぁ、もういいわ、それ。カッパに行きましょ、カッパ寿司。茶碗蒸し食べようっと。アタシ好きなのよね、茶碗蒸し」
「カッパ寿司ですか。・・・わかりました。しかしこのさばきかけのマグロはどうしましょうか?」
「後で食べるわよ。しまっといて。さ、早く支度して!サスケくんも行くかしら?声をかけてみてちょうだい」
「大蛇丸様、最近ヤバい話はもういいんですか?」
「え?何ソレ?何の話?もう、早くしなさいよ、ほらほら!カッパが逃げちゃうわよ!」
(全くB型ってヤツは・・・