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閑話休題?ーNARUTOー

第43章 願い ーイタチー



もしもまた、あの靭やかで温かな手がこの手を握り返してくれたなら、もう二度と放すことはすまいと決めている。
失くしたその後から募る気持ちもあると初めて知った。赦されなくとも、次は彼女の為に在りたかった。温めて貰えずとも、温めたい。温めさせて欲しい。

…どうか…

雪の花が降り頻ってイタチの印す足跡を覆い隠す。氷の花片の中をつくねんと歩きながら、イタチは目を細めて息を吐いた。

どうか。
















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