【100プリ】 消えない過去と生きる今(ルイとのお話)
第28章 夢√編 embrace -再会-
苦しくなってルイの胸を軽く叩いてみると、
音を立てて唇が離れた。
視線が重なると、
今度はルイがふっと微笑む。
「・・・?」
ルイ「顔、真っ赤」
「・・・・・・っ・・・」
(あぁ、駄目だ。ルイのこの表情には、勝てる気がしない)
少しだけ悔しくて
むっとしてルイを睨むと、
ルイが今度は
困ったような笑みを浮かべる。
ルイ「・・・その顔は反則」
再び顔を寄せてきたルイを交わして、
私はルイの耳元に唇を寄せた。
「・・・・・・大好き」
ルイ「・・・知ってる」
再び見つめ合って、
引き寄せられるように唇を重ねる。
「・・・・・・ん・・・ぅ・・・」
深く深く求められて、
頭が甘く痺れてくる。
早くルイを感じたくて、
私は自分からルイのシャツに手をかけた。
ルイ「・・・っ・・・・・・」
ルイが軽く息を呑む。
「・・・・・・脱がされるの、嫌・・・?」
わざと上目遣いで見上げると、
ルイの顔がみるみる赤く染まっていく。
ルイ「・・・嫌・・・・・・じゃない」
少しだけ悔しそうな表情のルイに
笑みを向けて、
ルイのシャツを脱がしていく。
シャツのボタンを外し終えると、
不意にトンッと肩を押された。
「・・・!?」
背中に柔らかな衝撃を受けて
思わず目を瞬かせる。