第3章 スキンシップはディナーの後で
またしても、私はしもーぬの部屋に来てしまった・・・!!
きっと、今は一人にして欲しいだろうに。
「しもーぬ・・・いる?」
おずおずと聴く、私。
もしかして、話したくないのかな?
『・・・ナナちゃん?』
声は聞こえた。
・・・しもーぬだ。
『いいよ、入って』
そっちの方からドアを開けてくれて。
私はしもーぬの部屋に入る。
ぱたん・・・とドアが閉まる。
またしても、机の上にはから揚げ。
家のより美味しい、しもーぬの手作りだという。
『さっきは変なとこ見せられたなー』
無理矢理笑顔を作っている。
『本当にナナちゃんが助けてくれたから良かった、俺は結婚するつもりないし。
まぁ・・・俺のこと知ってて、互いに愛せる人ならいいかもな((笑
ナナちゃんみたいに。』
「///ちょ、しもーぬ何それ・・・」
『・・・なんてな』
あんなに可愛い声でも、しもーぬは大人。
そういうのもきちんとしてる。
・・・私はどうすればいいのか。
本当に恋人になれたら幸せだよなぁ。
そうだ。
「私に何か出来ることあったりは・・・?」
尋ねる。
『じゃあ、そこにいて。ちょっと・・・やらせて。』
言ってる意味がわかんない。。。
やらせて、なんて!!
私は18歳だけどさ!
しもーぬが後方に回る。
『やっぱ好きになっちゃったのは僕の方みたいだね、ナナ』
『触れたいくらい、好きだったりするんだよ』
・・・ゲームの台本??
聞いたこともない台詞。
私の耳元で囁く。
『七日間だけ恋人にさせてくれないか』
「え」(台詞だよね?)
『これは嘘じゃない、下野紘として言いたいんだ』
思わず振り返る。
答えは勿論・・・