• テキストサイズ

キミの気持ち【K.N】

第1章 ~春~


.







.







「あら、にのちゃん。またサボり?」






「サボり以外にオレがなにしにくんの、って話だろうが。センセ。」







近くにあるベッドに体をなげだすオレをみて、


それもそうね。

って黒いメガネと口角をクッとあげてこっちを見つめる先生は

エタノールのニオイが立ち込めるここには不吊りあいだ。








「ねぇ、にのちゃん。」



「はい?」



「ところで、あの子とはどうなったの?」







「全然ですって、まだ付き合ってくれそうな様子もないっすよ」







「意外と頑固なのね、あの子も」






「ほんとですよ。翔君が大好きな乙女ですからね」








顔をしかめてコーヒーを啜る先生。


“でも、そんな三角関係が面白いんじゃない”


って、ニヤニヤ笑いながらカップを指で遊んでる。








「おもしろい、ねぇ。」









「そうよ、あの櫻井くんってこも、なかなかカワイイこだったわよ。許してあげたらいいじゃない。」







「無理ですよ。諦めませんから」








あ、そう。



先生はまた、不機嫌な顔でコーヒーを啜った。
/ 28ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp