第2章 ~恋~
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「あとで図書室来てよ」
翔君に言われた。
多分、係のことだろうけど
その一言が嬉しくて嬉しくて
どうしようもない
「ねぇねぇ~
どうしよう、どうしたらいいと思う?しおり~」
「どうしようって……
あたしにいわれてもねぇ~」
恋愛豊富な私の親友。
恋愛のことならこの人だろうと思ったけどな~
気が向かないようすで、そっぽをむかれる
「明日香シャイなんだからさ、翔君の前にいくと
すーぐ顔が赤くなるとおもうよ」
「えぇ、そうかなー」
「ま、頑張ー
応援しててあげるからさ!」
ポンっと肩に手を置かれて、そうそうと教室を出て行った。
頼りになるんだかならないんだか……
斜め前の和くんは、
この話を聞いてるのか聞いてないのかは分からないけど
机に伏している。
和くんだって結構恋愛豊富。
「かーずくん。」
ユサユサしても全く動じない
「和くんってば」
「…ん?」
「和くんどうしたらいいと思う?」
率直に聞いた質問。
直すぎたかもしれないな、と言った後に後悔してもね。
「ん~、ただ呼ばれただけなんだろ?
変に期待しすぎない。ってのが俺の意見な」
……ごもっとも。
「なんだ、聞いてたの?」
「あんなにギャーギャー騒ぎ立てたらみんな聞くわな」
まあ、そうか。
変にテンション上がって変に期待してたのかも
いや、むしろ期待しすぎた自分が恥ずかしい。
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