第1章 出会い
たくさんたくさん あそんで つかれたんか たつがとうとつ おおくらのおばちゃんのおひざで ねてしまいました
『あの子、ねてしもうたな』
『なぁ、りゅーちゃん、今日はおれらもうちに帰るわ』
すばるくんたちからいわれて ぼくもかえることに しました
『なぁ、そんまえにな、あの子の名前、なんて言うん?』
しんちゃんにきかれて なんていおうか なやんだけど たつってよんでほしいて たつがいってたから
『たつってゆうねん』
てこたえました
おにいちゃんたちと わかれて おおくらのおばちゃんに てをつないでもらって おうちにかえりました
『隆ちゃん、今日はホンマにありがとうね。忠義があんなにはっちゃけたん、久しぶりなんよ。この子、人見知りでなかなか友達が出来んくて、いっつも独りでおったから、友達が遊んでくれるって、ホンマに幸せなんやなって、おばちゃん、思ったんよ。隆ちゃんのおとなりに引っ越してきて、ホンマに良かったわ。これからもよろしくね!』
ぼくは おばちゃんとつないでる てとおんなじくらい こころんなかが あったかぁくなりました
それからは ぼくとたつは まいにちこうえんで おにいちゃんたちと あそびました
あめがふったら おうちでみんなで あそびました