第7章 阿伏兎
阿伏兎「ほら、舌出してみろ」
『んー』
素直に出された舌を、口に含み吸いとってやれば、首に腕を回ししがみついてくる
阿伏兎「可愛いじゃねェか、今回ばかりは、団長に感謝だな」
しがみつたままの、コイツの下の口を指で塞ぎゃァ、何とも言えねェぐらい良い反応しやがる
『あっぁんんっ』
阿伏兎「こりゃァ、本当に強力な媚薬みたいだな、あの無反応が、こんなに良い声で鳴くんだからな」
グリグリと奥を触ってやりゃァ
『あっぶ…と…』
阿伏兎「やっと俺の事名前で呼んだな、おめェさん今最高に良い女に見えるぜ」
ぐちゅぐちゅとわざと音をたてながらかき回せば、首に回した腕に力が入り、俺の耳元で吐息と喘ぎに紛れて呟かれる
『…ひより…んんッ…』
今まで、聞いても『解らない』で済まされてきたがやっと聞けた名前が嬉しくて、呼んでやりゃ
阿伏兎「ひより」
名前を呼ぶ度に、指が締め付けられ感じてるのが解る
だが、さっき舌に残った媚薬を舐め取ったせいか、、、
阿伏兎「どうやら、俺にも効いてきたみたいだ、悪いが悠長な事言ってられねェみてェだ」
体が熱を持って指先まで痺れて、まるで全身性感帯みてェになっちまってる
ひより『んっ阿伏兎…』
俺の名前を呼ぶコイツの額にキスを落とし
阿伏兎「覚悟しろよひより、おじさん手加減できねェからな」