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黒の皇子と白銀の姫

第1章 少女との出会いと約束


後日 別れの日
俺はライに差し出した。
「ライ、お前に持っていて欲しい」
「?」
俺がライに差し出した物。それはアメジストの紫が美しいペンダントだった。
「!こんな高価な物!受け取れない!!」
突き返そうとするライに俺は彼女のその両手ごと包み込み
「俺だと思って、持っていてくれ。次に会った時、俺が必ずお前を幸せにする」
「?!ルルーシュ?!」
俺の言葉にライの瞳から涙がひと雫、流れ落ちる。
「ライ・・・必ず、もう一度、会おう!」
「うん!僕からも・・・これ」
「!」
「ルルがくれた物に比べたら、本当に大した物じゃないんだけど・・・」
ライが俺に差し出してきたのはピンクの紙で折られた花・桜だった。ライが最も得意とする折り紙だ。
「いや、ありがとう。嬉しい」
俺はそれを受け取り微笑んだ。ライも泣きそうになりながら、笑顔を作る。
「また、会える日まで・・・待ってるよ、ルルーシュ」
「あぁ、ライ、また会おう」
叶えられる願いと信じて、2人は別れた。自分達がブリタニア帝国を揺るがす存在になるとも知らずに・・・。
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