第5章 お久しぶりです。クラウスおじ様
「いらっしゃいませクラウス様」
クラウスおじ様とても 驚いているようですね。
「おお・・・これは・・・あの屋敷を綺麗にしたものだ」
「お待ちしておりましたクラウス様」
「セバスチャン久しぶりだ!どうやらこの家にも新顔が増えたようだな」
「お荷物お預かりしまーす」
フィニは本当に元気ですね。
「帽子も頼むよ」
「主人と積もる話もおありでしょう。すぐに晩餐の用意を致しますのでどうぞ中庭へ」
「中庭?」
「この度のご苦労に見合うもてなしをと、主人から申しつかっております。お気に召していただければ幸いです。」
「どうぞおくつろぎください。」
セバスチャンが扉を開けるとそこはとてもきれいな石庭
「おお...」
「日本に伝わるストーンガーデンと申します」
「お茶の用意ができております。どうぞこちらへ」
「 ジャッジーロが実に美しいな」
「枯れ木と花…これがワビサビというやつか。」