第7章 クリスマスの対決
このままでは喧嘩にまで至りそうで、慌てて二人を止める。
「すいません。俺が悪いんです。ちゃんとお二人に伝えなかったから。お二人他人じゃないし、飲み会なら大勢の方が楽しいかなーっと思いまして」
まさかこんな事になるなんて思いもしなかったけど…。二人とも仲悪いわけじゃないと思ってたんだけどな。
けど俺が悪いよな。
「いや、別にお前が悪いわけじゃねーよ」
「ごめん。大人げなかったね。もう大丈夫だから」
申し訳なさで落ち込んでしまうと、慌てて二人が慰めてくれた。
「まぁ、せっかくの飲み会だし、気を取り直して飲むか。…なぁ?」
「…そうですね。…白水先生も飲もう?」
くしゃりと執間先生に頭を撫でられ、小さく返事を返す。
やっぱりいい人だよなこの二人。絶対気合うと思ってたんだけど…なんで仲悪いんだ。