第4章 特別な感情2
「美味しい?」
「はい…」
サラサラの黒髪を掴み口を離させると、上目遣いでこちらを見つめ次の命令を待っている。
「今度は、下の口で奉仕して貰おうかな。脱ぐのは下だけでいいから」
「っ…はい」
髪を掴んだ手を上に上げ立ち上がらせると、痛みで顔を歪ませながら小さく頷く。山崎はおずおずとした手つきで、ズボンに手をかけ、下半身が露わになる。
恥ずかしそうに顔を赤らめながら俺の様子を伺ってくるので、抱き締めてやる。そろりと腕を下へ伸ばし窄まりを指で広げるとまだ狭い。痛いのか耳元で小さく呻く声が聞こえた。
「キツイな。俺今ちょっと疲れてるから、自分で慣らしてくれる?」
「え…それは…」
珍しく狼狽している。流石に抵抗があるのだろう。
だからといって命令を変える気はない。こいつが自分で後ろを弄る姿が見てみたかった。
「出来るよな?」
少しドスの効いた声と強い目線で見てやれば、こいつは絶対に逆らえない。
俺に嫌われることを恐れてか、怯えた瞳をさせながら黙って頷く。