第1章 爆裂ボーイズ
「…大丈夫か?」
保健室のベットに寝かされ、心配そうに聞いてくれた。最悪なのか、ラッキーなのか、保健医はいないので今は二人っきりだ。
「…うん。大丈夫。ありがとう」
「はぁ…普通教室で勃起させるかよ」
よほど呆れてるのか、頭を抱え溜め息交じりに吐き捨てられる。
「あ、バレてたんだ」
「ったりめーだろ!ここに来るまでの間ずっと脚に当たってたんだよそれが!」
「ご、ごめん…」
思いっ切り睨まれ素直に謝罪する。風紀委員だからか、こういう時はホント怒ると怖いんだよなぁ。まぁ俺が完全に悪いんだけど。
「ったく…はぁ」
「…ホントに、ごめん」
再び大きな溜め息をつくのを見て反射的に謝罪をする。