第24章 ある日の夜の出来事【長編番外編】
「っ、ふ、んぁっ!…ぁ…っ!んぅ!」
血のせいで滑りがよくなったのか、身体を駆け巡っていた痛みも、時期に快感と変わっていく。
身体を揺すられ、パチュパチュと肉がぶつかる卑猥な音を立てられる。
「んぁ、はっ!あぁっ!んっ、ふ、ぅっ!」
自分の声も完全に嬌声と変わり、自ら腰を揺らしていた。
けど、それでは足りない。今の自分が欲しいのはもっと…
汗ばむ晋助の手を取り、自分の首を彼の手で覆わせた。
「っ…締めて…お願い」
晋助は眉一つ動かさず、ゆっくりと俺の首を絞めていく。
「っ!くっ、ぅぅ!」
下肢に受ける快感と共に、首を絞められ脳に酸素が行き渡らない苦しみが交差する。
だがそれが自分にとってととてつもない悦楽だった。