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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第20章 我慢厳禁【※女主】



もし、本当に銀八の心が白水に移り変わっていたら、俺はどうすりゃいいんだ。


そう思うだけでも胸が締め付けられる思いだった。

息が苦しい。胸が痛い。
たまらず目を固く閉じ俯いた。



「で、土方は俺にどーして欲しいんだよ」



銀八の声に顔を上げる。銀八はいつもと変わらぬ表情を浮かべていた。



「お前と別れて白水と付き合って欲しいのか?」



「んなわけねーだろっ!!」



感情を露わに怒鳴りつけた。
途端にニヤリと笑みを浮かべられ、ハッとし我に返る。



「へー…それだけ?」



ニヤニヤと笑みを浮かべ続ける銀八に、自棄になり全てぶちまける事にした。



「…別れてーわけねぇだろ。俺はまだお前と一緒に居たいんだよ。俺は…っ」



言い終わる前に唇を塞がれた。触れ合うだけのキスは一瞬だけの時間のはずなのに、やけに甘く長く感じられた。

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