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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第20章 我慢厳禁【※女主】





「…お前って意外と女にモテんだな」



沈黙に耐え切れずようやく言えた言葉がそれだった。
もっと自然に聞き出したかったのだが、結局憎まれ口を叩いてしまう自分が嫌になる。



「んだよ、急に」



「今日白水に告白されてたじゃねーか」



苦笑いを浮かべる銀八に棘のある言い方をしてしまう。銀八は虚を突かれたような顔になり黙りこくる。



「覗き見か?趣味わりーじゃん土方君」



しかしそれは一瞬の事で、すぐにいつもの調子の口調に戻った。
それがなんだか腹立だしく、やはり素直な気持ちを伝える事が出来なくなってしまう。



「良かったじゃねーか。美人に告白されてよ」



「んーまぁ、悪い気はしねーよな。わりと好みだしよ、白水って」



ズキリと胸が痛んだ。

だったらさっさと白水と付き合ってしまえばいい。

そんな言葉がよぎった。

だがそんな事、言えるわけもなかった。

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