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【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第20章 我慢厳禁【※女主】



八雲は世間で言ういわゆる腐女子というもので、男同士の恋愛が大好物だった。
彼女が銀八に告白し、こんなにも興奮状態にいるのはある理由があった。

銀八が告白をされ困っている理由は二つある。告白してきた八雲が教え子である事も一つの理由ではあるが、もう一つは彼には恋人がいた。
相手は自分の教え子であり同性の土方十四郎。
勿論、周りには内緒で付き合っている。が、


八雲はその事実を密かに知っていた。

そして身近な同性カップルに興奮していたのだ。


この事知ったら土方君怒るんだろうなー。クールに見えて案外嫉妬深かったりして。キャー可愛いっ!
あぁでもダメよ八雲!あんまり図に乗ってしゃしゃり出ては!今回は二人がちゃんと試練を乗り越えられるかを見届けるのが目的なんだから!

そもそも、今までは見てるだけでも十分幸せだったのに、我慢出来ずにやっちゃった行動なんだから、目的以外の行動はダメよね。

…だって最近の二人、スゴイ平和で何事も無さ過ぎるんだもの!
萌えを!萌えをください!物足りないの!それに最近ネット小説のネタも切れてきてるし!
それにこれは二人のためでもあるんだよ!
どんな困難が立ち向かおうと、二人の愛は決して変わらないって事をちゃんと証明しないとダメだよ!


自分の中で自分勝手な言い訳を言いながら、ドキドキしつつ銀八の返事を待った。
銀八は重い口をゆっくりと開く。

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