• テキストサイズ

【3Z】男子の本懐【R18/BL】

第13章 そういう男





「ここに入りたいんだが、いいか?」



「え…ここか?」



店の前で絶句する。
そこは最近話題のチョコ専門のカフェだった。特に女子に人気があるようで、よく雑誌やテレビで取り上げられているのを見た事がある。
しかも今日がバレンタインという事もあり、店は女子で賑わっていた。



「え、お前ここ入りたいの?」



改めて確認すれば、小太郎は大きく頷いてみせる。



「あぁ、一度入ってみたくてな。…やはり、嫌か?」



「嫌というか…」



ここに男二人で入るのか?難易度高くないか?



「…ダメか?」



悲しげに眉を下げ俺をジッと見つめてくる小太郎に、俺は完全にNOという選択肢を失わされてしまった。
こういう顔をされてしまうとめっぽう弱くなってしまう。自分でも情けない。
観念して店の中へと入る事となった。

/ 263ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp