第1章 爆裂ボーイズ
「昼休みになっちまったじゃねーか」
あれから二人してベッドで寝てしまい、起きると午前の授業はとっくに終わり、時計の針は12時を過ぎてしまっていた。
後始末を終え、トシが俺に不満をぶつけてくる。
「総悟達になんて説明すりゃいいんだ…」
「普通に保健室でセックスしてた、でよくね?痛っ!」
言い終わると同時に頭に拳骨を食らわされ一瞬視界が歪む。
「お前はなんでいつもそうデリカシーがねーんだよ!」
不満を爆発させ顔を真っ赤にさせながら怒られてしまった。俺は思ってる事そのまま伝えてるだけなんだけど、いつも軽率な発言のせいで怒られちゃうんだよね。
そう言えば今回の喧嘩もこれが原因だったっけ。
「ごめんごめん。もう言わないから」
「どーだかな」
まだ不満げに眉を寄せ顔を逸らされてしまう。