第8章 大掃除!【長編番外編】
「お前等さぁ、ここどこだか分かってんの?発情期ですか?コノヤロー」
一通り終えた二人を床に正座させ、銀八が二人の前に仁王立ちになり説教を始める。
八雲は顔を真っ赤にさせひどく落ち込んでいるが、高杉には反省の色はなく、むしろ堂々としていた。ちなみに白衣は脱ぎ八雲はいつものスーツに戻っている。
「八雲…お前生徒の様子見て来るっつったよな?」
「…言いました」
「それがなんでこうなった?」
「…晋…高杉君が、掃除やる気になるように着替えたら…そのまま流れで」
「いやどんな流れ!?掃除のやる気じゃなくて犯る気出させてんじゃねーか!全然面白くねーよ何言ってんだお前!」
「俺何も言ってませ…」
「口答えすんなぁ!!」
八雲の言葉を遮り鋭い声を上げる銀八。その怒鳴り声に八雲は項垂れ小さく「すいません」と謝罪の言葉を述べる。