第8章 大掃除!【長編番外編】
「ここはラブホじゃねーんだよ!お前等家まで待てねーのかよ!」
「待てねぇな」
「やっと喋ったと思ったらそれかよ高杉ぃ!言い訳の一つもねーのが逆にスゲーわ!」
「俺はただ壊すだけだ。こいつを…」
「お前それ言ってる事最低でしかねーからな?」
「すいません坂田先生。次から違う場所でします」
「いやまず学校ですんの止めろ!」
全く反省をせずいつも通りの態度の高杉と、反省しているのかいないのかよく分からない八雲に怒る気力も失せ、銀八は呆れたようにため息をつく。
「あー…もういいや。クソッ、まだ見回らねーといけねーのに何でこんな疲れなきゃいけねーんだよ」
「ご苦労なこった」
「いやお前等のせいだからな」
他人事のように言う高杉を銀八は軽く睨み付ける。