第8章 大掃除!【長編番外編】
「あぁっ!はっ、イク、っ…もう…イクッ!…ああぁっ!」
八雲は何故か白衣を着ており、実験台に突っ伏し後ろから攻め立てる高杉に合わせて腰を揺すっていた。
バカが付く程真面目で、子犬のように可愛い後輩は、今は官能に潤んだ瞳で子犬とは程遠い鳴き声を上げている。
「っ…八雲」
熱っぽい声で恋人の名を呼ぶ高杉は、普段の様子からでは想像もつかない。
人を近寄らせず、見るもの全てを凍りつかせる獣のような双眼を持つ教え子は、今は別の意味で獣と化している。
そんなあられもない二人の姿を見て、銀八が言うのは一言だけだった。
「…裸白衣とかマニアック過ぎんだろ」