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【R18】放送室は防音だった

第1章 1-1 入部


「あっはい!麻田 冷夏っていいます。
 至らないところもあるとは思う…の…ですが、
 よろしくお願いしますね、先輩方!」

突如自己紹介を振られ慌てて答える。

「わかった、冷夏って呼んでもいい?」

初対面の先輩にそう呼ばれることに驚きつつも首を二回ほど縦に振った。

すると青のネクタイの先輩がここぞとばかりに前に出てくる

「はじめまして、冷夏。
 俺は瑞野 祐也。三年の部長やってる。
 ネクタイで学年は見分ければいいよ、あ、俺は見てのとおり青色。」

スケジュール張を取り出し名前を間違えないようメモをとる。
部長の瑞野先輩…と、

「次は僕かな?
 名前は石橋 俊。二年の副部長やらせてもらってる。
 年齢も一つ上で何かと聞きやすいと思うから気軽に話しかけてね?」

ニコッと音の出そうな笑顔と黄色いネクタイを見せる。


「あの、一ついいですか…?
 後ろでずっと、そのスマホいじってる方々は…?」

思い切って聞いてみる。
3人ほど後ろでスマホを触っている人がいてどうも気になっていたが触れていなかった

「あー……、左から川下、里見、吉本だけどこいつらほっとんど部活来ないし来てもゲームしてるだけだからあんまり話すこともないと思う。」



肩をすくめてそういう部長。顔は笑ってこそいたもののどこか見下したような冷酷さが混ざっていた。
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