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ワールドトリガー【中・短編集】

第55章 ちょっと休憩7(完結)



(やっぱり、あれを使うしかないな……)




はじめは興味本意で教えてもらうことになった弾トリガー

公平に教えてもらうことになって、私はアタッカーでトリオンも余裕があるから銃とかは使わないことになった

基礎を教えてもらったら、公平とのシューターとしての戦闘訓練

ほとんど素人なのに容赦なく合成弾とか使って勝ちに来るからこっちも必死になる

けど、そのスパルタのお陰で短時間のうちにB級中位の隊員に勝てるくらいにはできるようになった

そのあとはアタッカー用トリガーを使用しながらの弾トリガーを使う練習

最初、アタッカーとして動けば命中率が下がり、シューターとして動けばスピードが落ちた

『ダメだ……どうやったらいいんだろ……』

「まあ、まず動きながら的に当てれるようになったらいいんじゃね?」

公平にそう言われてグラスホッパーを使いながら弾トリガーで的を狙ってみた

最初は見事にすべて外れて公平に大笑いされた

だけど毎日それを続けていくと段々出来るようになってきた

今では八割くらい当てれるようになっている

公平が言うには弾数があれば相手が動いていてもこれだけできれば何発か当てれるらしい



『………よし……』

私はぐっと拳を握った


『……ハウンド………』

弾速は遅め

それをビルの上を通らせるように放つ
それと同時に私はお兄ちゃんの前に躍り出た

『はあぁぁぁっ!』

大きく弧月を横に振る
お兄ちゃんは余裕そうに受け止め、片手でもう一本の弧月を抜くと上から振り下ろした

とっさに避けるが左手を失う

と、その時私の放ったハウンドがお兄ちゃんを貫いた

「何っ!?」

しかし、まだ決定的なダメージではない

(バイパー!!)

弾丸を真っ直ぐにお兄ちゃんに放つ
思っていた通り避けられてさらに旋空が私を襲う

『ぐっ……!』

カバー仕切れずトリオン体に傷が増え、足も斬られる

しかし、私はお兄ちゃんが避けた弾丸の弾道を修正し、その弾丸はお兄ちゃんのトリオン供給器官を破壊した

「バイパー!?」

『私の……勝ちだよ。お兄ちゃん』

そういうと同時にお兄ちゃんはベイルアウトした


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