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ワールドトリガー【中・短編集】

第40章 障害―――出水公平(番外編)


そして、太刀川、加古、二宮、風間、諏訪の5人は――――


「うわっ!キスした!」

「出水の野郎………遂に手ェ出しやがった……!」

ニヤニヤする太刀川に拳を握りしめる二宮

「いいじゃない。青春よ」

そんな二宮を加古は笑いながらみていた

「うるせぇ、加古」

「うるさいのは二宮くんの方でしょ」


「「「あ!!」」」

「何だ?」
「何?」

太刀川、諏訪、風間の3人が上げた声に二宮と加古が反応する

「夏海が、出水の頬にキスした」

「しかも、自分から……!」

「あの夏海がっ……!?」

「あら、夏海も以外と積極的ね」

「加古っ!夏海に余計なこと吹き込むんじゃねぇぞ!」

「何のことですか?」

「おい、移動するぞ」

「うわー、俺たちの夏海がいよいよ出水のものかぁ!」

太刀川は今までの夏海を思い出すように言った

「太刀川が言ったらこれ以上ないくらいにキモいな」

その太刀川を蔑むようにみる風間
太刀川は風間の視線の冷たさにダメージを受ける

「風間、太刀川が泣きそうだぞ。やめてやれ」

「自業自得だな」

「うるせぇ!二宮!」

「その髭どうにかできないのかしら?」

「ほっとけ!」


「お前ら……静かにしろ」

「「「……すみません……」」」

風間の一喝で静かになった3人を見て諏訪は苦笑するしかなかった





(………何か後ろ賑やかだな……。……ツアー客でもいんのか……?)



まさか、自分の隊長や先輩がいるとは思わない出水と夏海だった

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