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ワールドトリガー【中・短編集】

第22章 夏といえば――18歳たち


―――――――プール


『やって来ました!プール!!海は雨降ったから今日は思いきり楽しむぞー!』

当「さっさと着替えろよ」
影「お前、そこから離れろよ」
北「夏海。俺たち着替えたらここに居るから着替えておいで」

『わかった!』

男たちと別れて更衣室に入り水着に着替えると急いで外に出た

外に出るとかっこいい部類に入るであろう男たちがお姉さんたちに囲まれていた

女1「ねえねえ、君たち高校生?」
女2「私たちと遊ぼうよ」
女3「楽しみましょうよ!」

それを男たちは冷めた目で見ていた
あの当真でさえ胸に目がいっていない

当「お姉サンら邪魔」
犬「俺たちあんたたちみたいなブスとはいたくないんだよね」
村「ナンパなら他当たってください」
穂「あ、夏海」

篤がこちらに気がついたため片手をあげると雅人がこちらに歩いてきた

影「だりー、あいつら何か臭ぇし」

『ごめん、遅かった?』

北「そんなことないよ」

いつのまにか皆がこちらに来ていた
向こうではお姉さんたちが私を睨んでいる

犬「おお!さっすが夏海!似合ってる!」

『ほんと?』

村「でも、ちょっと露出多すぎないか?」

『大丈夫!あんたたちが近くにいてくれたら男なんて寄ってこないから』

当「やっぱ、お前は形がいいよな」

『はっ!?』

当「いや、なんつーか、こう、張りがあるっていうか……」

勇が手をいやらしく動かす
その手を雅人が叩き落とした

荒「あとで室内プールいこうぜ」

村「いいなそれ」

犬「じゃあ、早速ウォータースライダー行こうよ!」

『いこー!』


何回も何回もウォータースライダーで遊んだ私たちは室内に入った

『いやー!広い!』

荒「よっしゃ、泳ぐか!」

穂「競争するか?皆で」

影「いーぜ。俺が勝つけどな」

『えー?それじゃ私不利じゃん!』

当「負けたら、焼き肉奢りで」

『ちょっと!それ私が奢るの決定じゃん!』

村「夏海は負けても奢らなくていいんじゃないか?」

『鋼!やっぱり鋼は違う!よし、じゃあ、私が負けたら勇の奢りで』

当「はぁ!?なんで俺なんだよ!」

犬「言い出しっぺだね」

『お願い勇!』

当「可愛く言っても俺は奢らねーぞ!」

『んー、じゃあ………』

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