第21章 酔い潰れ――成人たち
二宮version
「俺が連れて帰ります」
俺は周りの返事も聞かず、夏海を引っ張って店を出た
俺のあとを腕を引っ張られながら夏海がフラフラとついてくる
『………に、二宮………!……まっ……』
「さっさと歩け、酔っぱらい」
『ひ、ひど!』
酔いが覚めてきたのか口調が普段のように戻ってくる夏海の腕を強く引っ張り肩を抱いた
『……ちょっ………何!?』
夏海がそういった瞬間夏海の後方からおっさんが倒れてきた
『………ッキャッ!!……何!?』
そのおっさんはすでに眠りこけていた
夏海は怯えたように俺にしがみつく
「………酔うと積極的になるんだな」
フッと笑い言うと顔を赤くして離れた
『………っうるさい!そんなこと言わなかったら完璧なのに!!』
「何が完璧なんだ?」
離れた夏海の腰をもう一度引き寄せると顎をつかみ上を向かせた
『………ぐっ………!絶っっ対に言わない!!』
「…………へぇ……。なら、言わせてやるよ」
俺は夏海の唇に自分の唇を押し付けた
『…………んっ!?……………んんぅ……!』
夏海は俺の腕の中で暴れたり、離れようとしたり無意味な抵抗を続けたがやがて、おとなしくなった
唇を離すと、夏海が涙目でにらんでくる
「………夏海、お前、俺のこと好きだろ」
『…………は、はぁ!?ってかなんで決めつけてんのよ!!』
「……どうなんだよ?」
『………き、きら―――………んっ!?』
俺は夏海の言葉を遮ってキスをした
さっきよりも長いキスをする
「素直にならねーなら犯すぞ」
『……なっ……!?』
「………で?どうなんだよ?」
『………好き………』
「………あ?」
『好きだって言ってんのよ!』
夏海はハァハァと息を荒くしながら睨んでくる
「素直になったな…………」
ホッと夏海が安心たようなため息をつく
「だが、言い方が悪い」
『は!?』
俺は夏海の頬に手を添えてキスをすると、舌を捩じ込んだ
『………ちょっと!!何すんのよ!!』
「ハッ!顔真っ赤にして言ってんじゃねぇよ」
『………くっ………ムカつく!!』
「……あ?何か言ったか?」