【最俺&アブ】実況に手を出したら大変パニックなことになった。
第3章 人気者の苦痛
「夜中だけどはろはろー!今夜は延長枠!行くぜヤロー共ー!」
帰宅すると、明日の仕事の為に兄が早めに寝たのを確認し、早速生放送をする。
<ぴょこ太ーーーー!!>
<今日はお疲れ様ー!!>
<今日超会議行ったよ!ぴょこ太ちっこくて可愛かった!>
<あのお面なwww>
コメントがいつもより沸騰している。やはり超会議後だったせいか、コミュの人数とかも格段と増えている。
「結構見に来てくれてたみたいだね、ありがとう!めっちゃ楽しかったわ!ずっとファンだった最俺とお友達になれたよー!」
<うらやま!!>
<最俺との絡み腹抱えて笑ったわwww>
<派手に転んだエピソードの詳細はよ>
「転んだのは忘れろ!!もう、フジさんがバラさなきゃこんなことにはなあ…」
暫くは笑いのネタのひとつにされるんだろうな、くそう。
<ぴょこ太ちゃん今日はお疲れ様!@ヒラ>
「ありが…んん!?」
ヒラさん!?
冗談かと思ったら本当に来た!!!?
<!?>
<え、ヒラ?本物?www>
コメントがざわつく。それに追い打ちをかけるように、
<ぴょこ太ー!ここで俺の好感度あげていいよ!@キヨ>
<ぴょこ太のお面の下は合法ロリでしたありがとうございます@こーすけ>
<こんばんは!ぴょこ太ちゃんとはツッコミの波動が合います、フジです!@フジ>
最俺が私の放送コメ欄をジャックした。
他の視聴者も一気に騒ぎ始めるが、一番騒ぎたいのは私だった。
「うわああああ本当に来てくれたああああありがとうございます!!そしてロリじゃねーです!!」
こーすけさんいい加減
変なあだ名つきそうだからロリロリ言うのやめてください。
そりゃ確かに化粧しないで歩いたら子供料金で電車乗れるけd…絶対言わないこんなこと。
<ぴょこ太と最俺のタッグがここでも見れるとは…!>
<いつか放送も実況もコラボしてほしい!>
<凸マダー?>
視聴者のテンションも上がってきて色んな要求が始まる。
最俺と意気投合し、仲良くはなったものの、
まだ出会って1日だ。
そんなすぐに色んなコラボ出来るわけはない。
と、思ってたのだけど。
<いいなそれ!ぴょこ太やろうぜー!!>
どこまでも楽観的な男キヨが乗っかってきちゃったのである。